ネットショップ構築の前に知っておきたい比較のまとめ~決済・入金処理のまとめ~

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世の中には選択肢が豊富なことがいいものとそうでないものがあったりしますが、ネット・ショッピングにおける決済・入金処理については豊富な選択肢を用意する方が良さそうです。

下記のグラフは、あるECサイトにおける決済に関するデータです。

※下記のグラフはある時点のデータで全てのECサイトにあてはまるわけではありません。業種や購入客単価などにより異なります。

graph

ご覧いただきました通り、クレジットカード決済や代金引換などの比率が高いものの、銀行振込、コンビニ前払い、コンビニ後払い、郵便振替などの支払い方法が選ばれています。

また、上のグラフにはありませんが、最近ではクレジットカード決済をより安全にかつ簡単に利用できるPaypal,Stripe,WebPayなども徐々にですが、知名度と存在感を示しつつあります。

その他では、スマートフォンやタブレット端末からのネットショッピングが伸びるにつれて利用が拡大しているEdy,suica,pasmo,nanacoなどの電子マネーによる決済やdocomo,au,softbankによる携帯電話各社によるキャリア決済なども今後の需要拡大が見込まれます。

それでは、順番にECサイトの決済・入金について見ていきましょう。

○クレジットカード決済

ネットショッピングでは欠かせない決済手段のクレジットカード。分割払い、ボーナス一括払い、リボ払いなどクレジットカードならではの支払い方法に加えて、カード利用によるポイントなどもあり、ECサイト事業者にとっては、利便性を考えるのであれば、導入することは必須の決済手段です。

主なクレジットカード会社/Visa,MasterCard,JCB,MUFG,DC,UC,Diners,AMEX,Club,Citi,SAISON,OMC

カード会社の特徴はそれぞれありますが、選択肢は多ければ多い方がいいと思います。ダイナースなどは今はシティ・グループ傘下ですが、そのブランド力は、知る人ぞ知るところですので、高級品をメインに扱っている事業者様にとっては導入したいカード会社の一つかもしれません。

また、JCBではBtoB向けの後払いサービスを提供していまして、審査は非常に厳しいですが、導入することができれば、法人様へのサービスとしては強力な決済手段になり得ると考えられます。

JCB企業間決済サービス
http://www.jcb.co.jp/corporate/btob.html

クレジットカードはECサイト運営においては欠かせないのですが、導入までの審査が長かったり(審査が通らないケースも)、またカード会社が多くなり、売り上げ負担が重くなると、経理業務への負担も決して少なくありません。

○Web決済(クレジットカード含む)

Paypal,Stripe,WebPay,Spikeと呼ばれるウェブ決済がここ数年、国内外で話題になりつつあります。

海外などでは、Paypalはかなり前からそのサービスを提供していたのですが、Stripe(日本語版は未対応)やWebpay、Spike(なんと月額費用・初期導入費用のほかに、決済手数料まで無料!2013年10月現在)といったウェブ決済会社が登場して一段とサービスの競争が激化しています。

小規模ECサイトの運営者側や開発側からしてみると、RubyやPHP,Pythonといった言語もサポートされており、初期導入費用、月額費用がゼロ、ランニングコスト3.4%前後+30円(Webpay)、決済手数料ゼロ(Spike)というシンプルでリーズナブルなウェブ決済は非常にありがたい存在となっています。

webpayの提携クレジットカード会社も、VISA, MasterCard, JCB, American Express, Dinersの大手5社と申し分ありません。

paypal
https://www.paypal.jp/jp/home/

webpay
https://webpay.jp/

stripe
https://stripe.com/

spike
https://www.spike.cc/

本当に便利で貴重なサービスなウェブ決済ですが、2013年現在ではまだまだ日本においては知名度もそれほどなく、大手ECサイトなどでもそれほど導入が進んでいません。また消費者側でも進んでいるとは言えない状況です。

ただ、フィーチャーフォンからスマートフォンへ急激に移行が進んだように、ウェブ業界ではときに地殻変動のように急激に”波”が来たりすることがありますので、ウェブ決済の導入については、コストメリットもありますし、検討余地は十分にあると思います。

○代金引換

代金引換手数料やお客様の方で現金を前もって用意して頂く必要があるなどのハードルがあるにも関わらず、根強い人気を誇るのが代金引換です。

筆者がECサイト運営者として「代金引換」についてお客様から直接伺った声には下記のようなものがありました。

・ウェブ上でのクレジットカード情報を入力するのが不安だ・・・。
・引き渡し時、現金決済なので”分かりやすい”
・早く発送してもらえる
・いつも買うショップではクレジットカードの選択肢がない
・クレジットカードを持っていない

などなど。

確かに低い利益率でECサイトを運営している会社からすれば、高い手数料がかかるクレジットカードは導入したくてもできないという壁があります。(家電系のECサイトで多いように見受けられます) しかし、そんなネット・ショップでも早く発送できるのは、代金引換だったりします。

また、代金引換を選ぶ理由として「ウェブ上でクレジットカード情報を入力するのが嫌だ・・・」という人は決して少なくありません。

○銀行振込

ネット専用の銀行であるネットバンクや大手銀行のオンライン化などもあり、2013年現在では、ほとんどの銀行でオンライン決済が可能になっています。

オンライン決済は、ほぼ24時間行うことができますし、最近では店舗側に届く入金情報もほぼリアルタイムに近い形で行われていますので、以前のように銀行振込は入金確認作業に時間が掛かるために出荷が遅くなるということはなくなってきたように思います。

ただ、銀行振り込みでは代金引換同様、振込手数料をお客様が負担する形になることがほとんどなので、コスト・メリットはお客様はそれほど感じることはないでしょう。

一方、ネットバンクや大手銀行の中には、月間3回までの送金は手数料無料、同行宛て送金は手数料無料といった条件付きでの手数料無料サービスを導入しているところも多いので、そういった意味では、銀行振り込みの手数料については、以前より心配するほどではないのかもしれません。

○郵便振替

日本郵政株式会社の出資のもと”民間”の銀行になったゆうちょ銀行ですが、預金量は2012年3月末で日本一、実店舗も全国47都道府県に存在するという国内最大規模であり、世界でも有数の銀行です。

また郵貯銀行を含む郵政グループの従業員数は2011年末の時点で約23万4,311人(連結)を抱えておりまして、その家族も含めますと「ゆうちょ」グループの保有するネットワークは強力です。

そうした背景を持つ、ゆうちょ銀行の「郵便振替」を決済方法として採用しない手はありません。オンラインでの手続きももちろん可能になっています。

また、一人暮らしの方が利用されることの多い「郵便局留め」という商品配送の手続きですが、郵便局留めと郵便振替組み合わせることで、決済方法としての利便性はさらに上がります。

○コンビニ前払い、コンビニ後払い

今や全国津々浦々にあるコンビニ。その”インフラ”を利用したコンビニ決済ですが、その利便性は説明は不要だと思います。

前払い、後払いともに手数料に差はなく、どちらも利用されることから、コンビニ決済の前払い・後払いともにサービスメニューに加えることができるなら、是非とも加えたい決済メニューです。

○電子マネー

実店舗などでは、普及が進んでいる電子マネーですが、オンライン・ショッピングでも決済手段として採用できるようになりつつあります。

すでにショップによってはアクセスの50%以上がスマートフォンやタブレット端末というショップがあるように、今後、スマートフォンやタブレット端末での決済が主流になるにつれて、その普及が一段と進む可能性は十分にあると思います。

代表的な電子マネーの種類はこちら

Edy(エディ),suica(スイカ),pasmo(パスモ),nanaco(ナナコ),iD(アイディ) ,QUICPay(クイックペイ),Smart Plus(スマートプラス),VISA Touch(ビサタッチ)

○携帯電話各社によるキャリア決済

docomo,au,softbankの携帯電話各社が提供している決済サービスですが、こちらもスマートフォンやタブレット端末の普及が進むにつれて、一段の利用拡大があってもおかしくありません。

docomo,auそのものもここ数年でショッピングモールを始めたり、大手ECサイトを買収したり、サブスクリプション型のECサービスを始めたりと”囲い込み”を進めています。

またECサイト運営側でも、携帯電話各社によるキャリア決済サービスをメニューとして用意することができれば、お客様への利便性が上がることは間違いないと思います。

ペイジェント
http://www.paygent.co.jp/mobile_carrier/

GMOペイメントゲートウェイ
http://www.gmo-pg.com/service/mobile_carrier

イプシロン
http://www.epsilon.jp/service/carrier.html

ソフトバンク・ペイメント・サービス
http://www.sbpayment.jp/asp/method/mobile/

○スマートフォン決済

ネットショップというよりは、どちらかというと実店舗のショップ向けだったりするのですが、実店舗とオンライン決済の新たな連携方法ということで紹介させていただきます。

まず、知らない方のためにどういったメリットがあるかを先に説明します。

ショップ側のメリット

・1台あたり20万円以上の導入コストが掛かっていたPOSレジが、スマートフォンとタブレット端末にウェブアプリで初期導入コストはほぼゼロ。

・飲食店などで見られる注文用端末(100万円相当)が不要・・・スマートフォンとタブレット端末に専用アプリを導入すれば10万円程度で同じ機能

・データのウェブ化に伴い、リアルタイム集計や機会損失の低下、注文ミスや集計ミスの減少、大量の商品登録もCSVなどで一括登録・一括管理

・決済はスマートフォン+クレジットカード

利用者側のメリット

・注文内容が可視化されるので、分かりやすい
・注文ミスなどが少なくなる
・商品引き渡し時にもクレジットカードが使える(配送業者がサービスを提携していれば)

ユビレジ・・・salesforceと提携するなど日本を代表するスマホ決済+posレジのアプリ
https://ubiregi.com/ja

Square・・・twitter創業者が製作。スターバックスが採用。アメリカ発
https://squareup.com/jp

coiney・・・日本初のサービス。
http://coiney.com/

楽天スマート決済
http://smartpay.rakuten.co.jp/

【まとめ】

スマートフォン決済や銀行のリアルタイム入金確認、電子マネーなど決済・入金システムにおいても技術革新とともに、消費者にとってはここ数年ますます選択肢が増え、利便性が増してきています。

それは消費者にとってだけではなく、ECサイト(実店舗)運営者にとっても同様のことが言えると思います。

マーケティング・パートナーでは、決済・入金システムだけでなく、サイト制作から運用、物流までをトータルに、また部分的にコンサルティングを行い、クライアント様のご要望・環境に応じたECサイト構築支援を行っています。

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