ECサイトを立ち上げる前に準備しておきたい10項目

ECサイト市場が年々拡大を続けていますが、これからはじめてのECサイトを立ち上げたり、あるいは既存のECサイトに追加またはリニューアルする形で、新しいECサイトを立ち上げるといったケースもあると思います。

そこで、今回は、ECサイトを立ち上げる前に準備しておきたい10項目と題して、記事をまとめてみました。ECサイト立ち上げ前の必要項目の洗い出しやタスクシートの代わりとして、使って頂けることを想定しています。

では、早速、見ていきましょう。

下が目次になります。(各項目をクリックすると該当箇所へ進むことができます。)

    1.サイト名を決めよう
  1.  1.1 サイト名の決め方(ネーミング)
  2.  1.2 サイト名の考え方
  3.  1.3 サイト名を決める前に確認しておきたいこと
    2.サイトの目標を決めよう
  1.  2.1 ECサイトの目標とは?
  2.  2.2 サイトのミッションを決めよう
    3.サイトの運営者を決めよう
  1.  3.1 ECサイトの運営に必要な人材とは?
  2.  3.2 サイトの運営者を決める時に注意したいポイント
    4.サイトの構築にかかる初期費用を検討しよう
  1.  4.1 ECサイト構築にかかる費用
  2.  4.2 ECサイト構築費用以外にかかる初期費用
    5.サイトの運営に掛かる予算を検討しよう
    6.サイト全体のワイヤーフレーム/運用フローを考えよう
  1.  6.1 ワイヤーフレームとは?
  2.  6.2 運用フローとは?
    7 スケジュールを決める
  1.  7.1 サイトオープンまでのスケジュールを決める
  2.  7.2 運用スケジュールを決める
    8 決済の審査について
  1.  8.1 ECサイトの決済方法
  2.  8.2 審査が必要な決済について
    9 登記簿謄本、印鑑証明書などの必要書類を用意する
    10 PDCAを回そう

 

1.サイト名を決めよう

1.1 サイト名の決め方(ネーミング)

これから新しいECサイトを立ち上げようという際のネーミングには、様々な点を考慮する必要があります。

ECサイトの場合、メインとなる商材やコンセプトなどがあると思いますので、それらを元にキーワードなどの抽出を行い、サイト名を複数考えていきます。

思いつかないという場合は、類義語検索などを利用して言葉を探してみるというのも一つの方法です。

日本語名:類語辞典・シソーラス・対義語 – Weblio辞書

英語などの場合:Reverso-Softissimo

また、サイト名そのものをクラウドソーシングで決めてもらうという方法もあります。下記はクラウドソーシングの大手2社です。

クラウドワークス
ランサーズ

1.2 サイト名の考え方

創業者や担当者など、サイト名を自分たちで考えるときは、どういったポイントを考えるのが良いかという点を見てみたいと思います。

○記憶に残りやすいかどうか(Impression)

サイト名が記憶に残りやすいかどうかというのは、とても大事なことです。サイト名に限ったことではありませんが、人名なども認知心理学では、馴染みのある単語(たとえば、自分の苗字が同じである、出身地と関係があるなど)を含んだ、「名前」は親近感が生まれやすく、記憶に残りやすいということが研究でも明らかになっています。

apple・・・言わずと知れた世界トップクラスのブランド企業です。リンゴ好き以外にも大好きな人が世界中にいます。
amazon・・・密林が好きでなくても、アマゾンという言葉を知らない人はいないと思います。
HONDA・・・世界にその名を轟かせています。

○簡潔(concise)

サイト名が長いのと短いのでは、どちらが分かりやすいかと聞かれるとほとんどの方は、短い方を選択されるのではないでしょうか。サイト名は、可能な限り完結にした方がいいでしょう。

日本で有名な大手サイトでも名前の短いサイトが多いのはご存じの通りです。

楽天ヤフーLINEGREEDeNAなどなど

○連想(Image)

語感によるイメージの重要性を感じる人は決して少なくないと思います。サイト名ではありませんが、売れ行きがよくなかった商品の中身は変えずに、商品名とパッケージデザインを変更しただけで、売上が急激に伸びたということを耳にされたことのある読者の方も少なくないのではないでしょうか。

下記は、ECサイトとして、そのジャンルでは有名なサイトですが、そのサイト名からサイトの内容や販売している商品なども連想しやすいと思います。

北欧、暮らしの道具店: 北欧雑貨と北欧食器の通販サイト
石鹸百科
プレミアムドッグフード専門店 POCHI ポチの幸せ

また、連想しやすいネーミングはサイト訪問者に説明する時間なども少なくて済みますので、コミュニケーションコストも低いと言えます。

1.3 サイト名を決める前に確認しておきたいこと

○ドメインが取られていないか(com,jp,co.jp,netなど)
○商標登録されていないか
○類似名のECサイトがないか
○検索した際に同じ名前のサイト(関係ないジャンルでも)が上位に表示されていないか
○入力しやすいかどうか(入力ミスが多い単語は避けましょう。「ず」と「づ」など)

2.サイトの目標を決めよう

2.1 ECサイトの目標とは?

ECサイトの目標は、何でしょうか?

この質問に対しては、ほとんどの人が「利益」と答えるのではないでしょうか。

筆者もそれに関しては、全く異論がありません。ECサイトに限らず、世に存在する営利企業のほぼ全ての企業が、誤解を恐れずに言えば、「利益」を追求する企業になるかと思います。(どのような方法で利益を出すかについては、是非があると思いますし、その方法も時代とともに変化していくと思います。)

しかし、現実には、意外にも「利益」ではなく「売上」にすり替わっているケースも少なくありません。

ECサイトをはじめるにあたり、多くの出店者が考えるのは、大手ショッピングモールへの出店だと思いますが、製造小売業や物流、独自の仕入れルートなど「小売業」以外の部分で大きな優位性(アドバンテージ)を保有していない企業様は、売っても売っても、コスト負担が重くのしかかり利益が出ないということも実は少なくありません。

実際に、自社ドメインのECサイトと大手ショッピングモールの売上構成は1対10、利益は1.5対1というケースもあるほどです。

確かに大手ショッピングモールは、すでにそこにお客さんが大勢存在していますので、売上を作りやすいという特徴があります。また、中のシステムも使いやすいものが多いです。一方、自社ドメインECサイトの方は、特にゼロから立ち上げる場合は、売上を作るまでに時間が掛かりやすい傾向にあります。

大手ショッピングモールでの売上が増えるということは、それは売上だけを見ると、大変喜ばしいことですが、売上があるということは、受注件数も多く、それだけ時間や手間などの”リソース”が必要になるということに他なりません。

そうした状況を一通り経験された企業様の中には、収益性の低い大手ショッピングモールへの出店を取りやめて、その時間や手間を自社の商品の仕入れや、後述するオウンドメディア構築に割くことで、自社サイトの売り上げと利益を大きく伸ばした会社もあります。

もちろん、大手ショッピングモールでの収益性の低さを承知の上で、売上拡大のために、出店されるといった企業様も存在します。そうした企業様は、自社サイトでも利益を出せている企業様が多いです。

ECサイトの最終的な目標である、「利益」そして「売上」をどのように作っていくのかという点につきましては、何度も検討を重ねたいところです。

※売り上げと利益については、一般的なECサイトのことを指しています。収益構造が異なるウェブサービス企業やアマゾンのようなIT分野におけるコングロマリット的な企業の場合は、当てはまりません。実際、アマゾンは上場以来、売上は大きく伸ばしていますが、長い間、赤字のままです。

2.2 サイトのミッションを決めよう

ECサイトは、その目標(=利益)が明確である反面、逆にブレやすい傾向にあるのが、サイトのミッションです。

ECサイトを年々成長させていく過程で(多くの企業は前年の売り上げをもとに+○○%といった予算目標を計画すると思います)、商品点数を増やしたり、関連する分野の商品の取り扱いを開始したりなど。

しかし、中には、「ECサイトは売り上げを上げて、利益を出すこと」が目標なんだから、”何でも売れるものは売ろう”といった発想に至り、拡大路線を進め、次第に何のECサイトか分からなくなってしまった結果、社内でも管理しきれず・・数年後に顧客離れが進み、売り上げが低迷・・・といったケースもあったりします。

そうした方向感のない拡大路線へ進む前に、考えおきたいことがECサイトのミッションです。

ミッションと書くと大げさに聞こえるかもしれませんが、例えば

・家具を販売するECサイト ⇒ 豊かなくらしとぬくもりのある空間を提供する
・無農薬野菜を販売するECサイト ⇒ 安全で健康に優しい野菜を届けたい
・靴下専門店 ⇒ 靴下からのライフスタイル提案

などのように、ECサイトでの商品販売を通じて、どういった「価値」をお客様へ提供していきたいのかということを明確にしておくと、後で方向感がブレずに済むと思います。

ミッションを作り上げる方法としては、ペルソナ分析などが参考になると思います。

なお、ガチガチにミッションを固めて、それに縛られすぎるというのも考えものだと思いますので・・時代の変化に応じて見直したりすることも大切です。

3.サイトの運営元を決める

3.1 ECサイトの運営に必要な人材とは?

ECサイトの運営は、その目標(=利益)のために、実に様々な経験や能力、知識などを要求されます。

例えば、必要とされるものには、下記のような項目がありますが、全ての項目を一人の人間でカバーすることは容易ではありません。


・取扱い商品の知識
・取扱い業界での経験
・ECサイトのシステム/サーバー
・SEO(検索エンジン最適化)
・WEB広告(リスティング広告など)
・アフィリエイト広告
・SNS運用・SNS広告
・メールマガジン
・webマーケティング
・分析(グーグルアナリティクス、各種ヒートマップツールなど)
・HTML,CSS,javascriptなどのマークアップ言語
・受注対応システム
・問い合わせシステム
・物流システム(WMS)
・基幹システムとの連携
・仕入先とのシステム連携
・社内ネットワーク

などなど

ただ、最近では、各項目でサービスプロバイダーが出てきておりますので、年々、ECサイトの立ち上げ⇒運営という環境は取り組みやすくなっていると思います。

ECサイトを運営している会社の社内組織の編成については、会社それぞれの特徴がありますが、おおむね下記のように分類される傾向が見られます。

・経営/企画・・・資金面から人事まで会社全体のまとめ役
・仕入/マーケティング/運用・・・商品の仕入れから商品の販売計画、ページの作成などサイト運営の現場
・受注/お客様対応・・・お客様からの問い合わせなどカスタマーサポート
・物流・・・発送・返品・キャンセル・修理などから、規模拡大に応じての倉庫管理業務まで
・経理/人事/総務・・・上記スタッフを支える大事な役目

上記以外ですと、規模が大きくなるに伴って、法務、監査といった業務が必要になってきます。

3.2 サイトの運営者を決める時に注意したいポイント

ECサイトの運営には、他の仕事と同様、向き不向きがあると思います。

例えば、

・長時間、デスクの前に張り付くような仕事ができない
・変化に柔軟に対応できない
・ECサイト運営にそもそも興味がない

などなど。

ECサイトは、市場の拡大とともに、様々な異業界から人材の流入がありますが、カタログ通販、テレビ通販、スマホゲーム、ウェブサービスなどとは明らかに異なる特性があり、ECサイトの運営者として適した人となりますと、これまでどういった仕事に取り組んでいたかということはもちろん、本人の意向、資質によるところが大きいと考えられます。

ECサイト運営者を採用するにあたっての代表的なサイトとしては、下記のようなサイトがあります。

Find Job !
リクナビNEXT
楽天仕事紹介

4.サイトの構築にかかる予算を検討しよう

4.1 ECサイト構築にかかる費用

次に、ECサイトを構築するにあたっての初期費用には、どんな費用が必要になってくるかのかということをざっくり見ていきたいと思います。

・ECシステム(ショッピングカート)

カートシステムの採用はサイトの規模感と採用するシステムにより、かなり費用感が変わってきます。詳しくは、当ブログで詳述しました下記の記事などを参考にしてもらえればと思います。

ECサイト構築前に知っておきたい比較のまとめ~ショッピングカート編~

・サーバー

カートシステムと一体で提供している会社もありますが、サイトの規模が大きくなるにつれて、突発的な注文に対応するために、サーバーを別にという会社もあるかと思います。AWSなどが代表的なサービスになります。

・受注管理システム

中規模以上のECサイト運用において、受注管理はシステム化が必須の業務領域になるかと思います。注文がストックされやすい連休明けの大量の注文に対して、効率よく対応するためには、人の力だけでは自ずと限界が来ます。

また、経営的な視点で受注管理システムを考えてみますと、受注システムを属人性の高い体制にしておいたときに、スタッフの退職などに伴って、受注対応が滞ったり、最悪の場合(突然、スタッフがいなくなるなど)、受注そのものを受け付けることができなくなるといったケースに至ることもあり、属人性の高い受注システム=大きなリスクを抱え込んでいるということになります。

・デザイン

ECサイトのデザインについては、ブランド、マーケティング、UI/UX、デバイスなど様々な視点を交えながら、予算を固めていきます。

構成されるページには、

⇒トップページ(PC/SP)
⇒カテゴリページ
⇒商品ページ
⇒フリーページ(特集ページ用)
⇒買い物ステップ
⇒マイページ

などがあります。

また、内容により出し分けをしたい場合は

⇒ヘッダー
⇒フッター
⇒サイドバー

なども、必要な数だけ独立した構成要素として、デザインを用意する必要があります。

・コーディング

・css
・javascript

などがあります。

4.2 ECサイト構築費用以外にかかる初期費用

サイトの規模や運営方針にもよりますが、直接的なECサイト構築にかかる費用とは別に、周辺業務として、様々な費用があります。

・コールセンター

お客様からの問い合わせ、キャンセル・返品・交換対応、クレーム対応用として、社外にコールセンターを用意する場合は、その費用がかかります。

初期設定内容としては、FAQの作成、運用マニュアルの作成、フリーダイヤルの有無、電話対応の有無、メール共有システムの有無、運用報告書の有無などがあります。

・物流

ECサイト用の物流業務を委託する場合は、物流業務及び在庫管理/商品管理業務に関する費用が必要になります。

初期に取り決める内容としては、物件(場所)、営業日(土日営業の有無/人的リソースの確保)、回線(専用線)、運用マニュアル、WMS(在庫管理システム)の開発などがあります。

・撮影

商品の撮影業務はECサイトで欠かせませんが、「物」だけではなく「モデル/人物」撮影もある場合は、撮影用の場所や機材なども用意する必要があります。

初期設定内容としては、カメラ及び機材、撮影レーン、モデルのための控室/ロッカー、トイレ、セット用の資材、自販機(または簡易な給湯室)などがあります。

5.サイトの運営に掛かる予算を検討しよう

サイトの構築についての費用(イニシャルコスト)を検討した後は、今度はECサイト立ち上げ後のサイトの運営体制について考えていく必要があります。

運営の流れは、サイトにより異なる点もありますが、一般的には

商品販売計画⇒商品登録/特集ページ作成⇒サイト上やメルマガ・ブログ・SNSなどで告知⇒広告⇒分析⇒改善⇒続く・・・

といった流れになっているかと思います。

上の流れをPDCAとして回していく中で、サイトの規模が大きくになるにつれて課題として出てくるのが、全ての業務を社内で行うべきか、あるいは一部の業務を外部に委託するべきかといった点です。

外部に委託する業務として、具体的には、商品登録代行、LPの作成、メルマガの原稿作成、配信業務委託、Google Analyticsによるサイト分析、広告分析などがあります。

ECサイトを運営する側がそういった業務を外部に出すメリットとしては・・、

・人的リソースの確保リスクの軽減・・・全て内製すると、担当者が退職したりする度に採用コストや教育コストがかかる

・労働集約的な業務に対してのコストダウン・・・基本的には誰が行っても同じ結果になる業務は、外部に出す方がコストが安くなることが多いです。(国外への発注なども)

などがあります。

6.サイトのワイヤーフレーム/運用フローを考えよう

6.1 ワイヤーフレームとは?

ECサイトの初期構築費用と立ち上げ後の運用費の検討が終了した後は、いよいよサイトの具体的な設計に入っていきます。

その基礎となるのが、サイトのワイヤーフレームとなります。

サイトのトップページから、カテゴリページ、商品ページ、問い合わせページ、FAQページ、決済のページに至るまで、サイト全体をどういった階層構造にして、どのようなページ構成にするのかということを俯瞰しながら作成していきます。

最近では、PCとスマホなどでサイトの構成が異なっていることも珍しくありませんので、デバイスによりワイヤーフレームを用意します。

サイト作成経験が豊富な人の中には、頭の中にこのワイヤーフレームが入っている人がいますが口頭だけで済ませず、相互の認識違いがないように、デジタルデータとして作成することをオススメします。

6.2 運用フローとは?

ECサイトの運用にあたっては、サイトの運用方針に沿って運用がされていくことになると思いますが、日々の更新や定期的な更新はどんなサイトでも必要になってくると思います。

また、コールセンターを外部に委託していたり、撮影を外部に委託している場合は、エスカレーションフロー(問い合わせ内容に応じて、企業様の判断を仰ぐためのフロー)やモデル、撮影商品の手配などの運用フローも決めておく必要があります。

また、物流の方では、検品や棚卸、返品などを外部委託している場合は、会社の運用方針に沿って、どういった流れで作業を行うか(あるいは承認を得るか)ということも固めておく必要があります。

7 スケジュールを決める

7.1 サイトオープンまでのスケジュールを決める

ECサイト構築のための予算とワイヤーフレームが固まった後は、今度はサイトオープンまでのスケジュールを決めます。

予算やワイヤーフレームの作成前に、サイトのオープン日は決まっていることが多いかもしれませんが、ここで言及するサイトオープンまでのスケジュールは、システムやWMSの開発と連携、基幹システムとの連携、決済システムとの連携、サイトのデザイン・コーディング、運用テストなどより具体的な事項の確認までを含みます。

細かなスケジュールは流動的なケースも多々あると思いますので、初期の段階では細かく見通せないこともありますが、ざっくりとスケジュールを決め、タスクの洗い出しと可視化を行い、共有することで重大な確認事項の漏れなどを防ぐことができます。

またスケジュールの作成にあたっては、役割(担当者)と責任を明確にすることで、複数の会社間での認識のズレや作業の漏れなどを防ぐことができます。

7.2 運用スケジュールを決める

ECサイト立ち上げまでのスケジュールを決めた後は、立ち上げ前後のスケジュールの策定になります。

立ち上げ前に、事前会員登録キャンペーンやメルマガ登録キャンペーンなどを行う場合は、その内容と共にスケジュールを固めていきます。

また、ECサイト立ち上げ後、数ヶ月の運用スケジュールもその内容と共に決めていきましょう。立ち上げ後は、初動を見ながら、LPや広告などに軌道修正が入ったりなどして、スケジュールも流動的になったりしますが・・・。

8 決済の審査について

8.1 ECサイトの決済方法について

ECサイトの決済方法は年々その選択肢が豊富になっていまして、伝統的な「代金引換」に加えて、決済代行会社も実に様々な決済メニューを取り揃えています。

【決済代行の主要メニュー】

・クレジットカード決済(Visa,mastercard,jcb,diners,Nicosなど)
・コンビニ決済(セブンイレブン,ローソン,ファミリーマート,サークルKサンクスなど)
・電子マネー決済(waon,nanaco,edyなど)
・銀行決済(都市銀行など)
・ポイント決済(永久不滅)
・キャリア決済(docomo,au,softbankなど)
・銀聯ネット決済
・PayPal決済
・Alipay国際決済

【代表的な決済会社】

ベリトランス株式会社
株式会社ペイジェント
株式会社ゼウス
GMOイプシロン株式会社
ソフトバンク・ペイメント・サービス株式会社
ヤマトフィナンシャル株式会社
ネットプロテクションズ

決済方法の利用割合については、「経済産業省/電子商取引に関する市場調査報告書2014」を参考にしますと、クレジットカード決済、代金引換、コンビニ決済の3つで70~80%近くをカバーできていることが分かります。

しかし今後については、スマホの普及などに伴いキャリア決済なども伸長してくる可能性があるかもしれません。

8.2 審査が必要な決済について

採用するECシステムと決済代行会社との連携の有無などを確認した後は、審査があります。

具体的には、クレジットカード決済、コンビニ決済などは審査が必要で、カード会社やコンビニによっては、かなり時間を要する場合がありますので、審査についてはかなり早めに申請した方がいいでしょう。

9 登記簿謄本、印鑑証明書などの書類を用意する

クレジットカード決済、コンビニ決済の審査については、登記簿謄本と印鑑証明書が必要になってきます。

登記簿謄本についてはそれほど複雑なことはないのですが、印鑑証明書については、法人と法人代表者個人のどちらか、あるいは両方を求められるケースがあります。

登記事項証明書及び登記簿の謄本・抄本について/法務省
印鑑証明の取得

なお、これからECサイトの立ち上げと法人設立を行うという方は、個人としての印鑑登録(法人登記の際にも必要)とは別に、法人としての印鑑登録が必要になりますので、それぞれ複数枚取得という手もあります。

ただし、クレジットカード決済審査もコンビニ審査も印鑑証明書の取得後、3ヶ月以内のものといった有効期限が設定されていることがありますので、取得時期については気をつけた方がいいかもしれません。

また、リニューアルの場合に注意したいのは、ドメインをが変わると新しいドメインに対して、新しく審査が必要になりますので、その都度、登記簿謄本と印鑑証明書が必要になります。

10 PDCAを回そう

ECサイトの名前、目標、構築から、決済の審査を終えた後は、いよいよECサイトの売上拡大に向けて、サイト運営に力を注いでいきます。

PDCAを丁寧かつスピード感を持って推し進めていくことで、ECサイトは成長が加速していくものと考えられます。

plan(計画) ⇒ do(実行) ⇒ check(評価) ⇒ act(改善)

まとめ

今回は、「ECサイトを立ち上げる前に準備しておきたい10項目」についてまとめました。いかがでしたでしょうか。今後のECサイトの運営に参考にして頂ければ、幸いです。

マーケティング・パートナーでは、フルフィルメントの相談から、ECサイト構築・ECサイトのリニューアル・乗り換えの他、ウェブを利用したキャンペーンサイトの企画・運用のサポートも行っております。

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