メールマーケティングの効果と現状~2014~

LINEやフェイスブック、ツイッターといったSNSの流行とともにメール・マーケティングの効果が問われ始めている昨今ですが、まだまだメールによるマーケティングは有用性が高い可能性があるということが最新の調査でも明らかになっています。

今回は、2014年4月に総務省情報通信政策研究所により実施、公表された「平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(PDF資料はこちら)のデータを中心に、最近のメールマーケティングの効果とその現状について考えてみたいと思います。

〇メール/SMSの利用状況

下記は、メールやSNSがコミュニケーション手段としてどれくらい利用されているかという平均利用時間と行為率をデータ化したものですが、確かに十代だけは、SNSがメール/SMSの利用を上回っています。(下記データは総務省のデータをもとに弊社にて作成)

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しかし、上記の図中にある赤い丸印の箇所を見て頂けるとお分かりいただけるかと思いますが、10代を除くすべての世代でまだ、「メール/SMS」が最も使われているコミュニケーション・ツールとなっていることが分かります。

しかも、2012年から1年後の2013年に至っても、ほぼすべての世代でその平均利用時間と行為率は大きな変化は見られません。

これらのデータを考慮しますと、自社のサービスや商品をどの世代にフォーカスして、アプローチしていくべきかということも、うっすらと見えてくる気がします。

例えば、10代に訴求したい場合は、そのクリエィティブとともに、プロモーションをSNSに絞っていくということが、かなり”効率的”であることが分かります。

また、その他の世代では、依然として、メールでのアプローチが有効である可能性が高いと考えられます。

〇メールやメールマガジンの配信タイミングについて

スマートフォンやタブレットの普及とともに、ユーザーがインターネットに繋がっている時間や時間帯が大きく変化してきています。

それを調査したのが、下記のデータになります。

総務省が公表した「主なメディアの時間帯別行為者率」を弊社で加工したものです。

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上記、図中の薄いグレーのボックスをご覧いただけると分かりますが、平日のお昼間9~17時や休日の14~16時は、インターネットがテレビを上回っています。

メールやメールマガジンの配信タイミングを考えた場合、インターネットに接触している時間が優位なときに配信することで、よりユーザーにリーチできる可能性は高まります。

例えば、グラフ中にもあります”お昼休み”は日本中で「スマホ」からのネット接続が増加しているものと推察されます。

それを考慮した上で、”お昼休み前”や”お昼休み中”にメールマガジンの配信予約を行い、開封率の向上を図るというのも一つの方法かもしれません。(あくまでデータ上の数値からの仮説で、推奨ではありません。)

その他にも、休日の午前中の配信や、絶対数こそ少ないものの、早朝よりも深夜0時ごろにメールマガジンを配信する方が、その他のメディアに比べると、優位性が高いと判断できます。

また、メールマガジンの配信タイミングに、タイムセールや、週末イベントなどと組み合わせることで、さらにメールマーケティングの幅は広がる可能性もあると思います。

〇スマートフォンとテレビの相性はいい

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上のグラフは総務省が公表した「テレビと主な機器などの並行利用」に関するデータを弊社で加工したものです。

ほぼすべての時間帯で「携帯電話とテレビ」の並行利用が多いことが分かるかと思いますが、弊社が実際に関わった企業事例でも、特に「テレビとスマートフォン」「テレビとスマホアプリ」といった組み合わせは、諸条件はあるものの、上手くマッチしますと、爆発的なPV増加や売り上げ増加などに至ることがあります。

どのような媒体経由で、どういった会員の登録をどれくらい募るかということを考えることは、メールマーケティングを行う上では非常に重要なポイントになりますが、中でも特に大きく会員数を伸ばしたいという場合において、「テレビと携帯」の並行利用に関するデータは、今後を占う意味でも示唆に富んだデータと言えるかもしれません。

【まとめ】

総務省の「平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」を中心に、メールマーケティングの効果と現状を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

総務省のデータは商用・非商用、私的なコミュニケーションとビジネスライクなコミュニケーションを区別しているわけではありませんので、総務省のデータを参考・活用するには、そうしたことも前提に入れておく必要あると思います。

ただ、どういったコミュニケーションであっても、コミュニケーションツールとしてのメールの時代は終わった・・・これからはSNS全盛の時代!といったところまでは、まだ至っていないようです。

ウェブでのマーケティングに限ったことではありませんが、バイアスほど怖いものはありませんので、企画立案や予算編成時には、投下資本に対する効果予測も冷静に判断したいところだと思います。

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